第三海堡は、1921年(大正10年)の竣工まで、約30年掛けて首都防衛のため観音崎沖に建設された。大型兵舎や砲台などを備えていたが、僅か2年後の関東大震災で水没してしまった。船の航行安全に支障があるため、2000年(平成12年)から撤去工事が進められていた。それに伴い、海中から大型兵舎が引揚げられ、うみかぜ公園に移設、保存された。当時の最先端土木技術を垣間見ることができる貴重な歴史的遺産でもある。
大型兵舎諸元:幅19.5メートル、高さ5メートル、重さ約1200トン。2つの居室部分と連絡通路からなるコンクリート製の建物。壁面の一部はレンガ造り。
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