2018年4月8日日曜日

愛川町半原水源地(旧海軍水道施設)観光拠点に

日露戦争後の軍備拡張に伴い、横須賀市走水水源地だけでは水量が足りなくなった海軍は、大正10年(1921年)、愛川町の中津川に新しい水源地、半原水源地を完成させ、約53km離れた横須賀市の逸見浄水場まで自然流下により水を送っていた。しかし、水需要の減少、水源水質の悪化、施設の老朽化に伴い、半原水源系統(旧海軍水道施設)は、平成19年4月から取水を休止し、 平成27年2月に廃止となった。
半原水源系統(旧海軍水道施設)の逸見浄水場施設(緩速ろ過施設調整室、配水池入口棟、ベンチュリ―メーター室)は、平成28年(2016年)4月、日本遺産に認定された。一方、愛川町は、横須賀市の飛び地となっていた半原水源地の跡地一帯を取得し、観光拠点とすることを決めた(読売新聞報道)。半原水源系統(旧海軍水道施設)の文化財・跡地は、後世まで保存され、その役割が言い伝えられることとなった。

新聞報道(読売新聞2018年3月21日)

半原水源系統(旧海軍水道施設)マップ
横須賀市上下水道局HP転載

1 逸見浄水場(横須賀市)
1-1 緩速ろ過施設調整室(日本遺産認定)
緩速ろ過施設調整室

緩速ろ過施設調整室内部

配水池

1-2 配水池入口棟(日本遺産認定)

1-3 ベンチュリ―メーター室(日本遺産認定)
ベンチュリ―メーター室

ベンチュリ―メーター室内部(流量計)

2 半原水源地(愛川町)
半原取水口
横須賀市上下水道局HP転載

0 件のコメント: