横須賀市自然・人文博物館(深田台95) |
ポスター「ペリー遠征の石版画」 |
歴史の証言者!
この絵は1853年ベリー来日の時、随行したドイツ人画家ハイネ・William Heine (正しくはPeter Bernhard Wilhelm Heine)が記録した元絵を、ニューヨークでサロニーが石版画に仕立てた『ベリー提督日本遠征画集』に掲載されているもののひとつです。
ベリー艦隊の公式報告書が、いわゆる『ペリー遠征記』(全3巻)といわれる書物ですが、ここにはハイネの描いた石版画が多数掲載されています。また、ハイネ自身もベリー遠征に関した本を出版しました。そのうえ、『日本遠征画帖』 (1856年)も製作しました。
当時、艦隊には写真家も同行しましたが、その写真は遠征記には掲載されていません。ハイネが残した石版画が画像として残されました。 その独特のタッチは、日本側の絵師が描いた絵巻物と違った視点から、日本初上陸の瞬間を切り取った雰囲気を150年を経た現在に伝えてくれます。(問い合わせは、横須賀市自然・人文博物館)
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