戦艦「陸奥」主砲里帰り記念式典が、3月25日(土曜日)、午前11時から、戦艦「陸奥」主砲前で行われた。
戦艦「陸奥」は、世界初の16インチ砲を搭載した戦艦「長門」型の2番艦として、大正10年(1921年)、横須賀海軍工廠で竣工した。連合艦隊旗艦として活躍したが、昭和18年(1943年)6月、瀬戸内海柱島沖で、原因不明の主砲火薬庫からの爆発によって沈没した。
この主砲は、昭和11年(1936年)、横須賀海軍工廠での大改装の際、4番砲塔に換装されたもので、昭和45年(1970年)、戦艦「陸奥」引き揚げ時に収容された。その後、昭和49年(1974年)から東京の「船の科学館」に展示されていたが、2020年、東京オリンピック・パラリンピックの開催により、4番砲塔の移設が必要になった。昨年9月、80年ぶりにゆかりの地、横須賀市のヴェルニー公園に里帰りし、一般公開に向けて整備が進められていた。
式典は、4番砲塔の里帰りを歓迎する市民で賑わった。観光立市を目指す「横須賀」に、新たな観光スポットが誕生した。
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