2018年3月10日土曜日

走水低砲台跡ガイドツアー

3月10日(土)、大津観光協会主催の「走水低砲台跡」ガイドツアーに参加してきた。走水漁港に小さく突き出た岬が、御所ヶ崎である。日本武尊が、この地から上総国に渡ったと言い伝えられている。その折、仮の御所を設け、軍旗を立てたことから、御所ヶ崎、又は旗山崎と呼ばれている。日本武尊が、海を渡ろうとしたとき、嵐に遭遇、その海神の怒りを鎮めるため、弟橘媛命が入水、海は鎮まり、「水上を走るかの如く」、上総国に渡ることができたという悲しい伝説の地でもある。
御所ヶ崎には、江戸時代に「旗山台場」が、明治時代に「走水低砲台」が整備された。走水低砲台跡は、終戦まで可動状態であったため、砲座や弾薬庫、兵舎などの遺構が、良好な状態で残されている。普段は立入禁止であるが、平成28年、日本遺産に認定されたのをきっかけに、専門ガイド付きツアーでのみ見学が可能となった。
集合場所は走水神社、11:30に出発、約1時間の見学ツアーであった。行きはバスを利用、帰りは徒歩で、破崎緑地、走水海岸・走水水源地、走水隧道、うみかぜの路、下町・トンボの王国を通って帰宅した。今日の歩数は、15,000歩。約9㎞の道のりであった。

オリジナル缶バッジ(参加記念)

1 集合場所:走水神社
走水神社は、日本武尊と弟橘媛命を御祭神とする神社

走水神社では、針供養が開催されていた。

2 御所ヶ崎(旗山崎)
走水漁港と御所ヶ崎(旗山崎)

3 旗山台場跡(江戸時代)
旗山台場跡の案内板

旗山台場絵図

4 走水低砲台跡
御所ヶ崎道標(旗山崎でもある)

5 走水低砲台跡入口

6 走水低砲台跡
走水低砲台跡構成図

兵舎

弾薬庫入口

弾薬庫は2部屋からなる。

各弾薬庫には、弾薬を吊り上げる揚弾井がある。

3号砲座(27cm加農砲跡)

4号砲座(27cm加農砲跡)

小隊長掩壕

左翼観測所跡(右翼観測所は、確認されていない)

7 御所ヶ崎の岬先端
弟橘媛命が身を投じた走水

東京スカイツリーが、微かに遠望できた。

8 帰路の道順(破崎緑地⇒走水海岸⇒走水隧道⇒うみかぜの路⇒下町・トンボ王国)
破崎緑地

走水海岸・走水水源地

走水隧道
走水の豊富な湧水を、高低差10mの自然落差を利用し、7㎞先の横須賀製鉄所まで導水するため、横須賀製鉄所首長・ヴェルニーが造った水道トンネル

うみかぜの路(馬堀海岸)

下町・トンボの王国

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