2018年2月19日月曜日

千代ヶ崎砲台跡(第三砲座発掘調査)一般公開

千代ヶ崎砲台は、東京湾要塞砲台として、明治28年(1895年)に竣工した。第一・第二・第三砲座から成り、各砲座は2砲床を有し(全6門)、陸軍28㎝榴弾砲が備砲されていた。第三砲座は、これまで土砂で埋没していたが、昨年11月から、横須賀市により発掘調査が開始され、砲座と左翼観測所が掘り出された。
2月17日(土)、18日(日)の両日、千代ケ崎砲台跡が一般公開されたので、初日の17日(土)、見学に出掛けた。地上から見る第一・第二・第三砲座、左翼観測所の見学会があった後、地下施設(隧道、掩蔽部、弾薬庫)の見学会がガイド付きで行われた。最後は、第一弾薬庫横の真っ暗な狭い通路を通り、その先にある階段を上ると、第一砲座に到着した。砲座は2砲床からなり、ここには、かって2門の陸軍28㎝榴弾砲が備砲されていた。
千代ヶ崎砲台の煉瓦積は、猿島砲台のフランス積と異なり、オランダ積であった。煉瓦は、東京集治監で製造されたもので、桜花章の刻印が刻まれていた。また、貯水・排水設備も完備し、それ以前の砲台と比べ、完成度の高い砲台となっていた。千代ヶ崎砲台跡は、平成28年(2016年)、日本遺産「鎮守府」の構成文化財に認定された。

1 見学会新聞報道
タウンニュース横須賀版(平成30年1月25日号)報道

読売新聞(平成30年2月19日号)報道

2 見学コース
① 柵門 ⇒ ② 土塁 ⇒  ③ 発掘(第三砲座・左翼観測所)⇒ ④ 第二砲座 ⇒ ⑤ 第一砲座 ⇒ ⑥ 隧道入口 ⇒ ⑦ 第二貯水所 ⇒ ⑧ 第一掩蔽部 ⇒ ⑨ 右翼観測所 ⇒ ⑩ 第一弾薬庫 ⇒ ⑪ 第一砲座
横須賀市教育委員会発行 
史跡東京湾要塞跡
猿島砲台跡・千代ヶ崎砲台跡 パンフレット転用

① 柵門
一般公開日以外は、入門禁止

② 土塁
砲台を隠す土塁

③ 発掘(第三砲座・左翼観測所)
発掘された第三砲座、2砲床からなり、2門の陸軍28㎝榴弾砲が備砲されていた。
前方は、第二砲座、第一砲座

発掘された左翼観測所

④ 第二砲座 
2砲床からなる。

⑤ 第一砲座 
2砲床からなる。

⑥ 隧道入口
隧道入口

隧道、露天空間、隧道、露天空間と交互に続く。左側に、掩蔽部、弾薬庫、砲座に続く通路がある。

⑦ 第二貯水所
第二貯水所(貯水、排水設備が完備)

⑧ 第一掩蔽部
第一掩蔽部(兵舎)

⑨ 右翼観測所
この先は、右翼観測所へと続く路。民間の所有地で、現在、立入禁止。

⑩ 第一弾薬庫
揚弾井(弾薬を弾薬庫から砲座に持ち揚げる穴)

⑪ 第一砲座
正面は、武器庫、隧道に通じる通路

千代ケ崎砲台に備砲されていた陸軍28㎝榴弾砲(全6門)の模型

3 千代ヶ崎の煉瓦
東京集治監製造(桜花章の刻印)の焼煉瓦と普通煉瓦

オランダ積
トンネル入口では焼煉瓦、トンネル内部では普通煉瓦を使用

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