2017年2月18日土曜日

お披露目間近 戦艦「陸奥」4番砲塔

「陸奥」は、1921年(大正10年)、横須賀海軍工廠で竣工、世界初の16インチ砲を搭載した戦艦で、連合艦隊旗艦として活躍した。1943年(昭和18年)、瀬戸内海の柱島沖で火薬庫が爆発して沈没した。爆発原因は、現在も不明である。
戦後、浮揚作業が行われ、1970年(昭和45年)、主砲の4番砲塔が収容された。この主砲は、1936年(昭和11年)、横須賀海軍工廠で艦体の大改修が行われた際、換装されたものだった。その後、1974年(昭和49年)から、東京の「船の科学館」に展示されていた。2020年(平成32年)、東京オリンピックの開催に伴い、移設が必要となり、2016年(平成28年)9月、ゆかりの地、横須賀(ヴェルニー記念館前)に里帰りした。設置工事は、2017年(平成29年)3月のお披露目に向けて最終段階、また、ヴェルニー記念館には、戦艦「陸奥」(模型)の展示も始まり、市民の関心は日に日に高まってきた。

里帰りした当時の4番砲塔(2016年9月)

お披露目を待つ、現在の4番砲塔(2017年2月)

戦艦「陸奥」主砲の説明図

戦艦「陸奥」の模型(ヴェルニー記念館)

戦艦「陸奥」の模型と「スチームハンマー」
この「スチームハンマー」は、1936年(昭和11年)
横須賀海軍工廠で4番砲が換装された時、使われたのだろうか?

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